2012年5月31日木曜日

今週のTenpla gallery ONE



今週のTenpla gallery ONEは
源 文吉さん『Sight Of The Time』です。

この作品は、源さんが撮影し、プリントは、
新世代のプリント職人松平光弘氏によるものです。

3日までです。みなさんもぜひ遊びに来てくださいね!!

2012年5月25日金曜日

『キセキ5』



先日、岡山県総合文化センター建設を請け負った、
(株)大本組(岡山市)の現場主任だった武田精一さん(当時37歳)に、
建設当時の貴重なお話を聞くことができました。


みなさんもご存知の、建物西側にある石階段は、
コンクリートの塊が宙に浮いているようにみえます。

当時、打ち放しコンクリートの建物をつくるのは、初めてで、
この階段については、今まで見たこともない設計図で、
鉄筋をどう組むか悩んだ事を記憶しているそうです。
現場の優秀な大工さん達のお陰でなんとかうまくいったと
嬉しそうに話されていました。

当時の現場写真


柱や壁は、現在のように合板の型枠ではではなく、
一枚ずつ、かんなをかけた杉板をつなげて型枠を作ったそうです。
その中にコンクリートを流し込み棒で上からかきまぜ、横から型枠を
叩き空気を抜く作業をして2週間おいて
柱や壁が出来上がったというお話でした。
その後、すべての柱を濡れた新聞紙でこすって磨いたそうです。
 柱や壁には型枠に使われた杉板の木目がきれいにでています。

お話を聞いた後、武田さんが『コンクリートはひび割れてませんか?』と尋ねられたので、
私達は声をそろえて『大丈夫です』とお答えしました。
これだけ現場のみなさんが、手塩にかけて作られたコンクリートの柱は
もしかしたら、100年は大丈夫かもしれないと内心強く思いました。
50人から60人の人達がこの現場で試行錯誤の日々を過ごし
当時、公共の文化施設としては、西日本一といわれた
『岡山県総合文化センター』が完成したお話は、とても感慨深いものがありました。






2012年5月23日水曜日

今週のTenpla gallery ONE



『今週のTenpla gallery ONE』は川﨑正博さんご本人登場です!!

この作品は1982年頃、テンペラやパステルで書かれた作品です。

5月27日まで展示しています。ぜひ遊びにいらしてくださいね。







2012年5月16日水曜日

今週のTenpla gallery ONE



一昨年の天プラセレクション参加作家でもおなじみの
”シンメトリーフォト”で注目を集めた写真家 貞政絢子さんの作品が展示されています。
5/20までです。

”シンメトリーフォト”とは撮影した写真をパソコンに取り込み、
デジタル処理でシンメトリー左右対称に展開した写真作品です。
展示作品は『Sympathy』。

貞政さんのつくりあげる色鮮やかな
シンメトリーワールドを、みなさんも体感してみてはいかがでしょうか?
貞政さんの作家資料とDMを置いてますのでぜひご覧くださいね。





2012年5月10日木曜日

5O!!5O!! テンコが行く①


はじめまして、天神山文化プラザのアイドル、テンコです。
これから、50周年記念に関係する出来事をみなさまにテンコがお知らせいたしますので
どうぞよろしくお願いします。

ところで、天神山文化プラザの展示企画委員の髙原洋一先生がデザインした
50周年記念のロゴをご存知ですか?
今日はそのロゴをクリアファイルにシルクスクリーンで
一枚ずつ手刷りでプリントしている現場に来ています。


一番大切な事は端をぴったりあわせること!!だそうです。


ずーっと刷り続けること650枚!!
高原先生おつかれさまでした。
素敵なクリアファイルとトートバックが出来上がりました!!
シンポジウム・式典・たてものワークショップ・たてもの散歩に参加の方に進呈予定。
おたのしみに!!
                                       
6月3日(日)13時~17時
小学3年生から6年生対象の「前川國男たてものワークショップ」
前川建築の特徴的な部分(ピロティ、中庭、吹き抜けなど)を活かして
角材や画用紙を使ってオリジナル「たてもの」を作って見ましょう。
定員10名参加費500円(材料費込み)です。
 
7月7日(土)13時~16時
どなたでも参加できる「たてものめぐり散歩」
前川國男が設計した「天神山文化プラザ」「林原美術館」「岡山県庁」
の3館を山田先生とともにめぐるお散歩ツアーです。
普段は、公開されていない場所を訪れ、林原美術館で
ゆったりお茶を楽しみながら、前川建築を堪能しましょう。
定員15名参加費1,000円(入館料、お茶代込み)です。
 
申し込み用紙に、ご記入のうえお申し込みください。
ファックスでも大丈夫です。
 

2012年5月1日火曜日

『キセキ4』


先日、佐賀大学理工学部都市工学科の学生さんが論文を書くために
天神山文化プラザに見学にこられました。
彼らが眺めているのは北側立面です。


天神山文化プラザは、日本の近代建築を主導した
建築家「前川國男」が設計した複合文化施設です。   

建物の西側には、敷地に8mの高低差がありますが、
地下1階から地上3階までの、建物の階層が巧みに構成されています。
ピロティ、打ち放しコンクリート、プレキャストのルーバー(日照調整の庇(ひさし))
南北立面の意匠など、当時のモダンなデザイン手法が採用されています。
                        (建築家 山田先生の解説より)                    

  ちなみに、広報誌「天神山だより」vol.39(平成24年5月8日発行)の表紙には                  山田先生が撮影した南側の立面が掲載されています。

                                                                                             


ところで、天神山文化プラザの近隣には、前川國男が設計した
『岡山県庁』と『林原美術館』があります。

前川建築に興味が湧いてきたあなたに、素敵なお知らせがあります!!

「前川國男たてものめぐり散歩」 7月7日(土) 13時~16時

「天神山文化プラザ」「林原美術館」「岡山県庁」の3館を巡るお散歩ツアーです。

参加費は千円です。(入館料と林原美術館でのお茶代込)

定員は15名なので、お早めにお申し込みください。



 今週からの Tenpla gallery ONE は髙原彩子さん『植物記 般若とカンナ』です。
5/1~5/13 ぜひ春の心地よい風を感じてみませんか。