2012年11月22日木曜日

『キセキ19』


今回は、開館当時から使用されている照明をご紹介したいと思います。


ガラス製の照明があります。
改修前には3階廊下や外のコンクリートの
柱や廊下に多数取り付けられたものです。
今では残っているのは2つだけ。
                                             
                                             
                  こちらは、1階ホール前自動ドアの上に
埋め込んである照明です。
                        とてもアンティークなデザインが素敵です。               


改めてホールのイスに座って天井の客電を見上げると、
なんとも懐かしい、心落ち着く気分になります。
演劇には向いているホールです。


 今でも現役! ホールの天井の埋め込み式の照明が
舞台を照らします。  

照明のほとんどが改修時に
時代にあったものに変えられる中
50年たった今でも使われている照明が
あったとは驚きです。
前川建築の中には前川國男自身が設計した照明があるそうです。
今回紹介した照明は前川の設計なのか?
ぜひ調査してみたいと思います。









Tenpla gallery ONE


今週のTenpla gallery ONEは永岡かずみさんで
テラコッタによる彫刻作品『夢にからまる』です。
気持ちよくねむっている女性がなんんとも可愛いですね。

 
永岡さんは、天プラ50th記念展「美へのまなざし・交差する世界」、
「アートの今岡山2009」展出品作家です。
開催中の「アートの今・岡山2012風景を越えて」と
合わせてご覧いただけます。
      
永岡さんは次の展覧会でも展示されます。
ぜひ遊びにいってみてくださいね。

異色系女子展 10/23(火)~12/2(日) イタリア料理 piatto nono(勝田郡勝央町)
永岡かずみ展 11/29(木)~12/6(木) アトリエ倫加 (高知市)


2012年11月10日土曜日

『キセキ18』

今回は天神山文化プラザの”窓”に注目していきたいと思います。
 

まずは、コルビュジェが提唱する5大要素のひとつ
南側の水平連続窓です。
夏の強烈な太陽光を遮るために、深い水平の庇が設けられ
日照調整にルーバーが使われています。
建築デザインにルーバーを取り入れたものを
「プリーズソレイユ(フランス語で(太陽を砕く)という意味)」といいます。


反対側の北側はこんな感じ。
2階第3・第4展示室は、
改修前は図書館の閲覧室として使われていました。

大きな窓から、外の景色も見られて
試験勉強の合間の息抜きもできる人気の閲覧室でした。


1階喫茶コーナーの窓からは、
天神岩や紅葉している木々を見ることができます。


個人的には、2階ロビー入口の上にある
大きな窓からの景色が好きです。
3階階段から降りる時、夕焼けの美しさにはっとすることがあります。
振り返ると…レリーフがばっちり見えます。


コンクリート打ち放しの建物は暗いというイメージを
もたれやすいのですが、沢山の照明や屋上からのトップライト
窓から見える景色など様々な工夫がなされ
来館者を和ませてくれます。

 
                      








2012年11月8日木曜日

Tenpla garally ONE


今週のTenpla gallery ONEは、小林明日香さんです。




写真では、お伝えできないのが悲しいですが、とてもきれいです。

企画展「アートの今・岡山2012こえて」の出品作家で
小林明日香さんの絵画「胞子」です。

天神山文化プラザでの開催間近です!!
3館を巡回しますので、ぜひお越しください。

11月21日(水)~12月2日(日)天神山文化プラザ

12月8日(土)~12月24日(月) 高梁市歴史美術館
1月6日(日)~2月11日(月) 奈義町現代美術館